ホ・オポノポノ

昔から「熱しやすく覚めやすい」性質だった。
飽きてしまうわけではないのだけど、新しいものに弱い。
好奇心が強いということにしておこう。
これは私のこと。

3月末に会った友だちが、今まであった中で一番キラキラとして元気だった。
私に会うときは、体調不良を訴えている時が多く、「変な顔してます?」が口癖だったのに、ドアを開けてくれた時、初めて会う人のような満面の笑顔で迎えてくれた。
「ホ・オポノポノって知ってます?」
彼女が教えてくれたユーモラスな名前は、すぐに私の好奇心に火をつけた。
簡単に説明すると、「ホ・オポノポノ」とは、ハワイ少数民族に伝承される問題解決方法ということになる。
ずっとマイブームでもあるスピリチュアル部門の引き出しをあける。
これは今までに体験したことのない不思議で簡単なものだった。
初めて聞いたとばかり思っていたが、翌々日会った他の友だちにさっそくこの話をすると、「それ、だいぶ前に話したけど、聞き流されたよ。CDも持ってきたはず」と驚愕の言葉が返ってきた。
本を持ってきてくれて、読んでみるとまるっきり同じ内容。
「まあ、結局はみんな同じようなことを言ってるんだよね」
聞いた時は、そんな簡単な言葉で結び、次の話題へと移ったらしい。
彼女は無理強いをするタイプでもなく、私には常に好奇心をくすぐる新しい話題を提供してくれるので、そのことはすっかり忘れていた。
知っていたんだ、私。
今回、私の中に「知りたいっ!」という欲求が溢れだしたのは、この友人があまりにも今までと別人だったからだろう。
しかも、いい感じの。
さっそく彼女お薦めの本を買ってみた。

「たった4つの言葉で幸せになれる−心が楽になる ホ・オポノポノの教え」 イハレア カラ・ヒューレン著

「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています」この4つの言葉を自分に語りかけることで、クリーニングをするというのが、この教えだ。
私自身は最初に聞いた時から「許してください」という言葉だけ違和感があったのだが、この言葉については特に同じように違和感を持つ人が多いらしく、特別に何故この言葉が必要なのか、という説明もしてくれている。
クリーニングとは、浄化のことであり、自分自身の記憶を消去していくことになる。
ゼロの状態になることであり、仏教的にいうと、「無我の境地」、キリスト教的にいうと、「自我の確立」ということになる。
辿り着く処は一緒なのだろうが、この方法は今までの中で一番シンプルな気がする。
厳密には言葉を言うことだけではないのだが、ほとんどそれだけでもいい。
事実、それだけであれだけ痛かった歯痛が楽になっていた。
本当に不思議だった。
そして、さらにいいことには、私がこれをすることによって周りにもいい影響が自然に起こるということだ。
このことを信じない人にも。
まず、自分。
それから家族。
そして、他人へ。
これがクリーニングの順番であるが、することは簡単なので続けていくことになんの苦痛も生じない。
昨日本も読み終えたので、これからはまたこれの普及活動開始。
聞いた人は、「また始まった」と呆れるかもしれないが、相変わらず情報提供するのが好きな私は、ワクワクしている。
久しぶりにものすごくワクワクしている。

不思議なことに、これを知る前日に中島みゆきの「記憶」という歌を初めて聴いて涙したばかりだった。

もしも過ぎたことを 総て覚えていたら
  何もかもが降り積もって 辛いかもしれない 
  もしも生まれる前を 総て覚えていたら
  ここにいない人を探し 辛いかもしれない
  思い出すなら 幸せな記憶だけを 楽しかった記憶だけを
  辿れたらいいけれど
  もしも生まれる前を 総て覚えていたら
  ここにいない人を探し 辛いかもしれない
  忘れてしまったのは 幸せな記憶ばかり 嬉しかった記憶ばかり
  そうであってほしいけれど
  一人で生まれた日に 誰もが掌に握っていた
  未来は透きとおって 見分けのつかない手紙だ 何が書いてあるの
(中島みゆき)

今このタイミングで私の中に入ってきた「ホ・オポノポノ」、これは必然のこと。