「春の野草酵素作り」体験

友だちのSちゃんに誘われて、本日は大和町に「手作り酵素」を作りに出かけた。
天気は雲ひとつない晴天、途中では半分だけ葉桜になっているもののまだ頑張っているソメイヨシノや、今が満開の八重桜、しだれ桜、可憐で美味しそうな源平桃が、道中を楽しませてくれる。
8時少し過ぎに待ち合わせ場所の道の駅「よがんす白竜」に到着し、先生はすでに長靴を装着し、準備万端。
「手作り酵素」とは、身の回りにある野草・木の新芽・実・根・穀類で作る酵素のことで、30数年前からすでにあったらしい。
季節ごとに野草の種類によって、オリジナルの「手作り酵素」が出来る。
今日は、葉桜になってから2週間以内に作る「春の野草酵素作り」を4人のメンバーでする。
春は新しい生命力に溢れるたくさんの種類の野草がある。
まず、白竜湖に通じる川辺で野草を、先生に促されて黒ビニール片手に素手で怖々採取する。
だんだん慣れてくると、摂りながら枯れてる部分を始末したり、聞かずに取ったりでき、四人の笑い声は絶えない。
「摂らせて頂きます」という、感謝の気持ちを込めて、少しずつたくさんの種類を分けて頂く。
ここでは、カンゾウ・ナズナ・セキショウ・ムラサキケマン・オオイヌフグリ・ヒメオドリコソウ・ホトケノザ・ジュウニヒトエ・菜の花・タンポポ(黄)(白)・スイバ・ツクシ・ワラビ。
場所を変えて、セリ・桜・紫陽花・ギボウシ・タケノコ!!等々、花や草や木の新芽を少しずつ頂く。
これが、本当に楽しい!
感触を知り、香りを知り、名前を知り、「はじめまして」や「ひさしぶり」と会話をしながら、野草とどんどん仲良くなっていく。
もちろん、Sちゃん以外の初めて会うみっちゃん先生とちーちゃんとも、以前からの友だちのように、すっかり打ち解けて仲良くなっているのは言うまでもない。
2時間かけて5キロの野草を採取し、「手作り酵素作り」の説明を受けてから、洗って2センチくらいに刻む。
切っては、下にセットした30リットルの樽に落としていく、それを5等分にして間に砂糖を1キロ入れる。最終的には1キロの砂糖で蓋をする感じで、最後におまじないのように発酵助成剤「ケルプアルファ」を振りかけて蓋をして、仕込みが完了。


あとは家に持ち帰り、人の集まる場所に置いて、3日間は朝晩と2回かき混ぜる。
この樽は家族がいる場所に置いて、常に話しかけてあげるといいとか・・・なんて可愛らしいのだろう!
7〜10日で発酵が完了したら、濾して、酵素の元「海の精」という海藻の酵素を混ぜ、しばらく置いておき、瓶などにサンゴを入れて保存する、という段取りになっている。
丁寧に書かれた説明書も年々進化するらしく、新しい情報が追加されている。
なにより、自然と共存しているという実感を持ちながら、それを喜ぶ仲間と一緒にする作業が楽しくないわけはない。
次回は「秋の酵素作り」、「竹炭作り」と、楽しい企画のお誘いも頂いた。
お昼は、場所を提供して頂いている農家の部屋で、各自持ってきたお弁当を食べた。
そのお宅の家族の一員である、甲斐犬のしゅんちゃんが時々参加しては皆の笑いを誘う。
周囲に民家はなく、裏山からは鶯の声、栽培しているプラムの花のいい香りが漂い、桃源郷のような場所。
普段決して都会に住んでいるわけではないが、自然と共存している実感は、ここまでこないと味わえない気がする。
古代米を作ったり、竹炭を作ったり、繭も育てている。
誘ってくれたSちゃんは三原で長年環境問題に取り組んでいる、私より一回り若いカントリーガールのような明るい女性で、自然に対する、環境に対する思いは熱い。
その熱さは、決しておしつけがましい熱さではなく、放熱する時には、相手にとって心地よい温度で届けてくれる。
私も、確かにSちゃんから受け取った気がした。
今のために、未来のために、自分だけでコツコツとすることから、そろそろ一歩進んでみようか。
優しい自然の中で半日過ごして、そういう思いが沸々と湧いてきた。