スカイツリーから・・・。

自分では、そんなに新しもん好きだとは思っていなかったけど、意外に早く今話題の、スカイツリーに行ってきた。
笑いヨガティーチャー講習会で、富士吉田に3泊4日、その間中梅雨にもかかわらず、毎日雄大な富士山に見守られて幸せな日々を過ごし、最終日新宿へバスで連れて行ってもらい、池袋で友だちと合流。翌日の最終便までの時間をどのように過ごそうと、相談していたら「スカイツリーっていうのはどう?」「いいね! 混んでたらソラマチだけでも楽しそうだし!」ということで、あっさり決定!

池袋から、くるりや猫(もしくは吉田拓郎)の歌でもお馴染の赤い電車「地下鉄丸ノ内線」に乗って、大手町で半蔵門線に乗り換えて押上(おしあげ)まで35分の東京メトロ旅。
そもそもスカイツリーは、2003年に、NHKと民放5社が新しい電波塔を求めて「在京6社新タワー推進プロジェクト」を発足させ、事業主体を東武鉄道に委ねた。2011年にはギネスにも世界一高いタワーとして認定された。
まず、押上駅からスカイツリーまで、東京ソラマチでウインドーショッピングを楽しむ。
どこにでもあるマックやケンタやスタバ、銀だこ、TVで紹介されて初めて知った肉まんやさんや、チーズケーケ専門店、高級チョコレート店。
ファッション・雑貨に至っては目移りして、あっちもこっちも入りたくなるようなお店ばかり。
時間がないので、昔御用達だった生活雑貨の「わたしの部屋」や、タオル専門店を覗いてみた。
押上とスカイツリーのちょうど真ん中にスカイツリータワーがあり、そばまで行ってみると、当日券を求めて並んでいる列を発見。今なら30〜40分待ちで登れると言うので、小さなうちわを貰って並ぶことにした。
すぐ中で並べたので、外の暑さもあまり感じない。冷房で涼しい環境で並ぶなんて、贅沢になったもんだ。
少しずつ前に進むので、待っているという感覚があまりなく、スムースに受付に到着。2000円の入場料を支払い、いざエレベーターへ乗り込む。
エレベ−ターは春夏秋冬のデザインがそれぞれなされていて、私たちは真ん中の「夏」花火がデザインされていて、到着する50秒の間も飽きさせることがない。
扉が開くと、誰ともなく歓声が漏れる。
思ったより混雑していない。そして、思ったより高さも感じない。
隅田川から何本も架かる橋の感覚が近く感じる。
正面に広く横たわっているのは荒川、遠くに平行しているのは江戸川。こうして見ると東京も大きな川が何本もあり、大都市東京を支えているのだと改めて思う。
新宿副都心のビル群が見える。お天気が良すぎても遠くは必ずしもはっきり見えるわけではなく、この日の東京タワーは少し霞んでいる。
残念ながら富士山は見えない。
都市の暮らしを俯瞰している。
やっぱりこれは非日常的な貴重な体験だ。
1周回るのはあっと言う間で、今度はじっくり回ってみる。
たぶん、戦後の焼け野原を経験している人が見ると感無量になるのではないか。
半世紀の間に、日本は、東京は、こんな巨大都市になったのだって。
並ぶことや待つことの大変さより、珍しさや今ここにいる誇らしさのほうが優先される日本人の特性をあらためて思う。
1フロアー下のカフェで、東京の雑踏を見降ろしながらパフェを食べる。
ディズニーランドにいる夢の世界ではなく、現実に浮遊している不思議感で満腹になる。
それでいて、ふと物が溢れている怖さも同時に感じる。
宝石のようなケーキやキャンディやデリカテッセンを見ると、遊園地にいるようなわくわく感を覚えると同時に、これらの最終的な行き場所を想像すると、現実に戻って覚めてしまう。
日本に対しても、物質的に豊かになればなるほど、そういう不安が過る。
その象徴がこのスカイツリーのような気がする。
7月11日に一般公開されて、10日も経たない時期に偶然登ったわけだけど、最初の感動より、後から押し寄せた不安のほうがずっと残った。