夏のはじまりの夢・・・SETOSTOCK
7月22日 広島の夏最大の音楽イベント「SETSTOCK」に初参加した。
「SETSTOCK」は1999年8月に観音マリーナ特設会場で出演・エレファントカシマシ・奥田民生・SPITZ・TRICERTATOPSというメンバーでの小規模開催でスタートした。
2003年から国営備北丘陵公園の大芝生広場に会場を移し、年々進化を続けている。
ステージも、EAST・WEST・神楽殿と3つのステージに分かれていて、神楽殿は森林に囲まれたゆったりした雰囲気の中でそれぞれのパフォーマンスを楽しめる。
メインであるEASTとWESTは隣接していて、パフォーマンスの時間をちゃんとずらしてあるので、席に拘らなければ行ったり来たりして両方を楽しむことが出来る。

朝6時に起きて、おにぎりを握り一緒に行く友人宅へ迎えに行く。
交通渋滞を避けるためにマイカー規制がされていて、会場の丘陵公園から車で15分くらいの工業団地のパーク・アンド・バスライドに道に迷うことなく予定時間に到着した。
駐車料金1200円とシャトルバスひとり往復1,000円はちょっと高い気もしたが、この巨大駐車場に帰るということを考えると実はまだ会場に着く前から帰りの心配なんかをしていた。
「1時間は待つだろうね?」
「まぁ、その覚悟でいれば遅くなってもイライラしないね」
そう最悪の事態も考えていた。
しかし、実際はシャトルバス乗り場に少しずつ歩き進むという流れの中で、ほとんど待っているということを感じされないスムースな帰り道だった。
試行錯誤の末なのか、それとも最初からこのような整然とした運行だったのか・・・。
バスに乗る人をちゃんとカウントして、2箇所にわけ、きびきびと対応している光景は、「あっぱれ」な気持になり、終りよければ・・・の言葉の如く、イベントの〆としてもいい印象の残るものになった。
と、実際の「SETSTOCK」はどうだったかと言うと、それはすばらしいものだった。
野外のコンサートそのものも個人的に久しぶりだったし、開放感があるし、視聴覚とも満足度はかなり高い。
初めてこういうイベントに参加した友人も興奮し、喜んでいた。
それぞれの持ち時間が35分ということで、出演者も気合充分だ。
MCの時間はそれなりに早口になり、次から次にガンガン飛ばしてくる。
途中KEN YOKOYAMA (バンド)のときに雨が降り出した。
ステージ近くの揺れる観客の熱気が雨を蒸発させて、湯気となって空に返している。
もう少し(本当はかなり)若かったら濡れることなんか気にしないで、そのまま熱気の渦の中に身をおいていたんだろうけど、いかんせん中年になると、ついつい体調のこと、明日のことなんかが頭をよぎり、そしてせっかく持って来た雨具を役立たせようという気持も手伝って、上下雨具の参加となる。
それでも次のELLEGARDENのときはすっかりあがり、会場の盛り上がりも最高潮に達した。
家を出て12時間後、お目当てのBUMP OF CHICKENの登場だ。
WESTも神楽坂ステージも終了して、全ての観客がこのメインステージが見えるところに集結する。
ボーカルの藤原君もその様子に感激したのか、たった一言
「俺ら5時に会場入りしたんだけど、今この光景を目の当たりにして、もっと早くくるんだったと思った」と・・・。
7曲をカクテル光線の中歌い終え、ラストパフォーマンスだけに許されるアンコール曲を1曲歌い、ステージ後から花火があがる。
アンコール曲「ダイヤモンド」のような七色の花火の締めは、まさしく夜空にダイヤモンドを散りばめたような大輪の黄金の花火だった。
BUMP OF
CHICKENのファンもそうでない人も、きっとずっとこの場所にいたかったに違いない。
何万人かの人たちが、こうして夜空の下一緒の感動を味わっている、という一体感はその場にいないとわからない、唯一完全なもの。
車を飛ばして帰宅は11時ジャストだった。
朝起きてから、大勢の人の中でそれぞれに関わりを持って参加したイベントだったが、こんなに不快感のない楽しい思いをしたことはなかったと思う。
また来年出来れば参加したいな・・・。
そう心から思えた「SETSTOCK」だった。