MR.CHILDREN 2007ツアー「HOME」報告(その1)

 

9月22日、広島ビック・アーチに、4万8千人があいにくの雨にも関わらず集結した。

15周年記念の「HOME」と名付けられた15周年のスタジアムツアーについて桜井君はMCの中で、「ニューアルバム「HOME」のツアーということではなく、こうして音楽に携わっていられるのは今まで作ってきた歌のおかげという意味をこめてこのタイトルをつけました。「HOME」とは生み出された歌そのものだから・・・」と嬉しそうに話していた。

 

雨が小降りになった頃、いつの間にかついていたスタジアム全体を照らすカクテル光線が消され、周りが9月の夕方らしくなる。

穏かな光がメインステージに明るさを与えサポートメンバーが上がる。

そして、スポットライトが照らされると同時にMR.CHILDRENのメンバーが次々に登場、最後にいつもの笑顔とともに、桜井君が徐々にヒートアップする歓声の中登場する。

そして、オープニング曲が流れる。

「彩り」(HOME)

モノクロの僕の毎日に 頬が染まる 温かなピンク

増やしていく きれいな彩り 

 

桜井君のステージ衣装も温かいピンク色だ。

ステージ正面の巨大スクリーンとステージ左右にあるスクリーンにメンバーの動き表情が映し出される。

そして、ピンク色に染まった桜井君の飛び切りの笑顔。

 

「名もなき詩」(深海)

愛はきっと奪うでも与えるでもなくて

気が付けばそこにある物

「名もなき詩」(深海)

愛はきっと奪うでも与えるでもなくて

気が付けばそこにある物

 

時には目をつぶり、大きく見開き、鼻をヒクヒクさせるいつものクセで初期の名曲が次々に歌われる。

 

 

シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜(BOLERO)

間奏で早くも花火があがる。

また、雨が降ってきた。

雨に濡れながら、汗をかきながら、涙を流しながら、あらゆるものが体の中を浄化していく感覚を味わう。

これこそ、野外ライブの醍醐味なのだろう。

12年前に広島スタジアムライブの時に虹が出た話をする。

ケミストリーの堂珍君が見にきていたそうで、「この中できっと未来のスターが出ることを楽しみにしています」と桜井君が話すと、そういう希望も夢も一切持たない私でさえ、なんだかとっても嬉しくなった。

 

Cross Road」(AtomicHeart

Tommorrow never knows」(BOLERO)

優しさだけじゃ生きられない 別れを選んだ人もいる

再び僕らは出会うだろう この長い旅路のどこかで

 

切なく甘い声で、私の大好きな歌が歌われる。

見えるものは大勢の人々と遥か先の点のようなステージの上の桜井君なのに、同じ場所にいるという一体感はなんて素晴らしいのだろう。

 

my life」(Versus)

「ひびき」(B-side)

「もっと」(HOME)

3曲、軽快で柔らかいナンバーが歌われる。

スクリーンにはロボットを通して、映像表現がされていたが、みんなの顔を本当はずっと見ていたかった。

 

HERO」(シフクノオト)

 

残酷に過ぎる時間の中で  きっと十分に僕も大人になったんだ

悲しくはない 切なさもない

ただこうして繰り返されてきたことが そうこうして繰り返していくことが

嬉しい 愛しい

 

早くも、今日のお目当ての1曲が歌われる。

ほとんどの人が一緒に歌おうとせずにじっと聴き入っている。

誰にでもある素直な気持が、たくさん歌われていることにあらためて気がつく。

3分間のドラマが次々と展開される中、その中心に自分がいることを実感する。

自分の人生の主人公は、あくまでも自分だ。

今日こうして、ここにいる自分もこのライブの中では主人公に他ならない。

 

そして、何故かテロップと共に、「Imagine」(JohnLennon)を歌う桜井君。

歌そのものが彼の中で成長し、そのひとつのきっかけを表現するために、この歌を選んだのだろうか。

 

次週につづく・・・・・・・・・