MR.CHILDREN 2007ツアー「HOME」報告(その2)

 

CENTER OF UNIVERSE (Q)

皆 憂いを胸に 永い孤独の果てに

安らぎのパーキングエリアを捜してる

 

Imagineの歌詞がセンタースクリーンに映し出され、前半が静かに終了する。

そして、後半はロックバラードで始まった。

 

Dance Dance Dance (AtomicHeart

満たされない夢と欲望の彼方に 残された君と希望の橋を渡ろう

さぁ 踊ろう 世界が終わるまで その未来を 僕の手に委ねたなら

 

MR.CHILDRENのライブでは定番のノリのいい楽曲。

村上春樹の小説を思い出してしまう。

 

フェイク (HOME)

飛び込んでくる音 目に入る映像 暫く遮断して心を澄まして

何が見えますか? 誰の声が聞こえますか?

いつまでも抱きしめていれるかな?

 

一気にロックナンバーを連発する。

コンサートの構成もセンスがいいと思う。

ステージの上も、観客もみんなノリノリだ。

雨に濡れようが、ずっと立っていようが、ちっとも気にならない。

メンバー紹介の最後に、プロデューサーの小林武史が紹介される。

Bank Bandのメンバーでもあり、MR.CHILDRENを育て、共に歩いてきたこの人が今回のツアーではずっと一緒のようだ。

桜井君の笑顔が飛び切りになった。

 

次の3曲は私にとってのこのライブのハイライトになる。

 

Any(シフクノオト)

 

今 僕のいる場所が 探してたのと違っても 間違いじゃない いつも答えは一つじゃない

何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら また12色の心で 好きな背景を描きたして行く そのすべて真実 

 

じっくりとこの歌を噛みしめながら聴く。

ライブだと、歌詞が聞き取りにくく詩を楽しむ余裕なんてないはずなのに、桜井君のボーカリストとしての力量がすごいのか、初めて聴いたような感覚で詩が自分の中に入ってくるのがわかる。

淡々としているのに、なんて力強い、なんて繊細な・・・。

自然にこぼれる涙。

心が、魂が震える。

 

口笛(Q)

さあ 手を繋いで 僕らの現在が途切れない様に その香り その身体 その全てで僕は生き返る

夢を摘むんで帰る畦道 立ち止まったまま そしてどんな場面も二人で笑いながら

優しく響くあの口笛のように

 

歌詞がスクリーンに映し出され、桜井君と観客が交互に歌うことになる。

なんだかとっても幸せな気持だ。

優しいメロディが懐かしい情景を運び、雨で冷えた身体を温かく包み込んでくれる。

精一杯の大きな声でみんなが歌う。

 

Sign(I love you)

ありふれた時間が愛しく思えたら それは”愛の仕業”と 小さく笑った

君が見せる仕草 僕に向けられてるサイン

もう 何ひとつ見落とさない そんなことを考えている

 

一緒に歌ってくれたお礼にとこの歌は桜井君からのプレゼントソング。

照れ臭い台詞をいとも簡単に言ってのける。

 

ポケットカスタネット(HOME)

Worlds end(I love you)

終わりなき旅(DISCOVWERY)

 

「つないだ手が語りかける 声になる前の優しい言葉

裏表のない次元でゆっくりと今 呼吸している」

「何に縛られるでもなく 僕らはどこへでも行ける

 そう どんな世界の果てへも 気ままに旅して廻って...」

「胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように いつも今日だって僕らは動いてる

嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅」

 

歌が次々と繋がっていく。

最後は自然にみんな歌いだす。

スタジアム中が、終りなき旅の真っ只中にいる。

 

しるし(HOME)

「心の声は君に届くのかな? 沈黙の歌に乗って...」

「心の声は誰が聞くこともない それもいい その方がいい」

 

桜井君が自ら大好きなメロディだという、この歌がラストソングになる。

MR.CHILDRENのライブは言葉の再発見でもあり、単純な言葉がメロディに乗っかることでより力を得ることの証明でもあった。

 

Wake me up(I love you)

Innocent World(AromicHeart

アンコールはみんなで大合唱。

最後の最後に新曲「旅立ちの唄」を初披露する。

ひとつの別れが、次へのスタートになる。

小雨の中走って駅に向かう。

昂揚した気持は寒さも、疲労も全て吹き飛ばしてくれた。