星の話

 

地上の星  中島みゆき

風の中のすばる
砂の中の銀河
みんな何処へ行った 見送られることもなく
草原のペガサス
街角のヴィーナス
みんな何処へ行った 見守られることもなく
地上にある星を誰も覚えていない
人は空ばかり見てる
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を
つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう

崖の上のジュピター
水底のシリウス
みんな何処へ行った 見守られることもなく
名立たるものを追って 輝くものを追って
人は氷ばかり掴む
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を
つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう

名立たるものを追って 輝くものを追って
人は氷ばかり掴む
風の中のすばる
砂の中の銀河
みんな何処へ行った 見送られることもなく
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を
つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう



この歌は2000年から2005年まで放映されたNHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の主題歌で、中年の応援歌としてもミリオンセラーソングに輝いた。
私にとっては、中島みゆきのファンとしての数ある彼女の名曲のひとつだった。
ある人から、「この歌は実はメッセージソングなんだよ」と聞かされた。
そう聞いた瞬間から、鳥肌が立ち、この歌の深い意味を腑に落すことになる。

最近星に興味がある。
私たちの魂が壮大なこの宇宙の星から生まれたとしよう。
その星はそれぞれに個性を持っていて、この地球に勉強するために(魂を磨くために)降りてきた。
肉体を持った私たちは、それぞれ親を持ち、それが家族の原点となる。
同じ星同士の家族は、比較的解り合うことがたやすく、お互いに信頼関係を結ぶこともでき、仲良し家族として楽に暮らせる。
違う星同士の家族は、やがて一緒にいることの意味を知ることになる。
それは、自分と違う個性に触れることによって、自分をより知ることになる。
「違い」がわかることが「知る」ことの原点だということに気づく。
そして、「知る」ことは「変わる」「維持する」「磨く」ことに繋がっていく。

地球はあらゆるものの縮図だと言われている。
民族・言語・宗教・倫理、全てのものがそろっている。
その中で、自分を知るということを続けながら、光輝こうとする。

すばる おうし座にある散開星団(プレアデス星団)で、地球から400光年の距離にある星団。双眼鏡で観測すると数十個の青白い星が集まっている。
ペガサス 北天の星座のひとつで、比較的明るい星の多い有名な星座
ヴィーナス 金星 
ジュピター 木星
シリウス  おおいぬ座のα星で太陽を除けば地球上から見えるもっとも明るい恒星。

私はどこの星から来たのだろうか?
自分に関わる全ての人が自分にとって意味があるように、また自分もその存在が誰かに意味あるものなのだろう。
そんなことを思いながら、冬の星空を眺めてみる。
何処かに私の魂の星があるのだから・・・。